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2008.03.13 (Thu)

感動してはいけないのか?

フィギュアスケート。
華麗な技を間近で見る機会なんてそう滅多にあるものではありませんね。

あれは自宅のすぐ側にスケート場が出来て数年後。
当時は小学校の確か6年生だったと思います。
ある日、いきなりアイスショー(ただし練習)を見に行くという話になりました。
みんなもちろん大興奮。
その日にいきなり言われ、小坊主達は大はしゃぎ。
はしゃぐなと言うほうが無理ですが、その様子に学年主任の教諭は怒り心頭。
それでも全員が無事に会場へ着き、アイスショーの練習を見学し始めました。

きれいな衣装、身軽なジャンプ、華麗なる技の数々。
もうすっかり魅了された子供達は総立ち、何かのたびに歓声と拍手です。
『うわぁ、きれい!』
『すごいねー!!』
滑っている選手も、中には嬉しそうな笑顔で我々に手を振ってくれる人も。

しかし。

先生は怒りを爆発させました。

『貴様ら静かにせんかーーーー!!!』
『大人しく座らんかーーーー!!!』

滑ってる方もびっくり。

見学しているのは関係者や家族、そして我々だけ。
確かに子供の声は大きいし高いし、耳障りかもしれません。
でも、それは純粋な感動による歓声。
子供とはいえもう高学年、みなそこそこの分別は持っています。
走り回る子供がいるわけでもなし、勝手なおしゃべりをするでもなし。
純粋にフィギュアの美しさに感動していただけ。
歓声や拍手が上がると嬉しそうに笑顔で手を振ってくれた選手も多かった。
でも。
先生は完全に神経が切れてしまったようです。
リンクで滑っていた方達もなんだか驚かれたようで、急に滑りが硬くなってしまいました。

スポーツって、大人しく座り、黙って観戦するものなのでしょうか?
滑っている方だって、拍手や歓声というものは邪魔ではないと思います。
しかもその日の練習は点数をつける競技ではなく、皆を魅了する華麗なアイスショーの練習。

もしこれが本番だとして、せっかくのアイスショーなのに観客席が沈黙していたら?
選手が頑張っても何の反応もなかったら?
歓声も拍手もなかったら?

しかしその場でアイスショーの見学は中止され、あえなく学校へ戻ることに。
その後は他の授業も全部潰し、二時間以上もお説教タイムとなりました。

この後もバスケットか何かの試合を見学しないかと言う話をどこからか頂いたようですが、この先生が断ってしまったとか。
うるさくて大人しく見学するはずがないと。

応援って、してはいけないもの?
歓声って上げてはいけないもの?
拍手は?

スポーツのテレビを見れば、観客席は感動して思わず立ち上がって大拍手、なんてシーンばかりなのに。

小学生だから?
子供だから?
良い子にしていないといけない?
黙って大人しく座ってさえばいい?
本当に?
スポーツの観戦においては、逆にノーマナーではありませんか?

感動してはいけないって、何か変な教育ですよね。
子供達の純粋な感動による歓声は、お説教タイムを経て暗い沈黙になってしまいました。
フィギュアスケートの苦い思い出です。

→ネタのタネ
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