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2008.03.17 (Mon)

部屋がない!?

我が家、実家は地方都市の、ごく普通の家です。
しかしもう一軒。
山にある作業小屋。
親と共同で使っている、絵やら陶芸やらの材料置き場というか何というか……。
作業小屋といっても一応住宅ですよ、念のため。

しかし外見は……やっぱりただの小屋。
『家の正面(表)を見ているのに、裏側に見える』
←これでも正真正銘の表。

ちなみに裏側から見ると……どう見ても裏側です。
……どう見てもアトリエには見えません、はい。
親はアトリエだと力説していますが、多分無理です。
故に単なる作業小屋。
別名、モノオキ。

しかし。
ドアを一枚開けると……?

たいていの方が口にするのが
『あら、意外とおしゃれ!』
ええ、外とのギャップが……。

柱や梁にパイン材をわざと見せ、壁紙はホワイト。
腰板といって、壁の下のほうは壁紙ではなく板をはめ込んでお化粧してあります。
もちろん洋風と言うか山小屋風。


ですが、玄関を開けると、正面はフローリングの真ん中に畳を埋め込み、その左手はカウンター。
出窓も腰掛窓と言う和室の形式で、フローリングやカウンターと合わせると和洋折衷型。
冬場は畳がホットカーペットに。
気軽にちょっとごろ寝する場所が欲しかったわけで。


玄関から左もフローリングで壁際には作り付けの巨大な鋳物の薪ストーブ。
稀にコンロに変身します(ぇ)。
床はとにかく一面のフローリング。

一面の。
つまりワンフロア。
そう、玄関を開けると一階部分が全部見えます。
寝転がっていると急な来客時にピンチです(笑)。
左のごちゃごちゃは親の陶芸用具。


しかも2階まで見える。
そう、吹き抜け。
冷暖房は二階の天井にファンがつき、暖房は一階の薪ストーブをつければ全館暖房可能。
特にストーブの真上は、2階の床が暖まって床暖房状態。


そしてこの二階部分。
完全な二階なのですがロフト風に作ってあり、隅には屋根裏の納戸(押入れみたいなもの)。
この一番小さい納戸は、パソコン周辺機器や紙類、失敗作の油絵とかが放り込んであります。

……あまりにもひどすぎてお見せデキマセン(汗)。



二階の床の半分は、1階の上に回廊のように張り出し、手すりで囲ってあります。


この二階部分も……全面ワンフロア。
一階からの吹き抜けが真ん中にあるのでコの字形の2階ですが、全て同一空間内に配置されています。
二階の四隅は屋根が低いので納戸、つまり物置として利用。

この二階部分が私の住みか。
この家へ泊まる時は、ここに布団を敷いて寝ます。
見えている扉は押入れで、ここに布団が隠されております。

しかし、あんまり生活感のないこの小屋。

もちろん、住宅ですのでキッチンはカウンターの向こうにあるし、さすがにトイレとお風呂は見えない位置に設置してあり、二階には納戸もあります。

が。
基本的に。

一階と言うか二階までが全部一つの空間。

玄関を開ければ全部丸見え。

家が完成したときに、村役場の人が確認と税務査定に見えて……立ち尽くしました。

『あの、失礼ですが……どこで寝るんですか?
ええ、普通に床に布団を敷いて眠りますが?

『あの、お部屋が見当たらないんですけど……』
……部屋がねェ!?

だって家一軒全部ワンフロアだもん……。
部屋なんてナイヨ。
ドアは全部押入れの戸ダヨ。

そう、この村、人口4,000人程度の小さな村。
周りは農家だらけ。

いや、陶芸家や音楽家が移住し、村の中にはヨーロッパから移築した貴族の館という観光地もあるのですが、やっぱり農村。
基本は昔ながらの農家の建築。

我が家は相当な常識外れの建築物のようです……。
何でそんな間取りになったかって?

はい、私が設計しました……。
ちなみにド素人です……。

それなのに、設計通りに作ってくれた大工さんにひたすら感謝。
(もちろん強度の面や日当たりを考慮して、大工さんの方で必要に応じて変更してくれてます)


縦横比率ムシの平面図。
これで家が建ってしまうのだからすごい……。

部屋のない家が。

→ネタのタネ

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